ねどこ
ベッドの上で気がすむまで伸びをするのが好きだし、気がすむまで寝返りを打つのが大好き。
ベッドサイドに読まない本を置いておくのは嫌いだけど、少しの望みにかけて、置いてしまう。やめたい。
部屋を暗くして小さなテレビから放たれる光がチカチカしてるのを裸眼で見るのが好きだ。何が映ってるかはほとんど見えてないけど。
少し涼しい夜に窓を開けておくのが好きだ。心地よい。外から車の音が聞こえてくる。
夏の寝間着が好きだ。 薄くてぺろんぺろんで、なんだか色んなことが許されてしまうような気がするから。
眠りにつくまでの時間が好きだ。
好きすぎて、すごく長く待機してしまう。次の日のために早く寝なければと思う一方で、休みの日の最後を楽しみたいとも思う。だから最近は、両方の思いを汲むために、とても早く布団に入る。そうして長い時間、布団の中で待機しても、それなりの時間に眠れるようにするのだ。
ねどこ、それは天国に近い。