冷めたペンネ
冷たくなったものが好きだ。
冷たいものじゃなくて、温かかったのに、冷めてしまったものが好き。
これはね、実は昔からそうなの。
猫舌だからということもあるけれど、それだけじゃなくて。
冷めていた方が、味わって食べられる気がしていて。熱いと、あちッ…てなってそっちに気を取られちゃうじゃない?
だからね、電子レンジでペンネをあたためるときも、熱々にしない。半分冷たくて、半分温かいくらいが、私にはちょうどいいのです。
冬に食べる鍋、もちろん鍋は熱々のお料理なのですが、鍋もすこし冷ましたいと思う。
いろんな野菜がはいっていて、大好きなマロニーもいて、それぞれが出汁風呂の中でひたひたになって、とても美味しいのに、熱さに気を取られて、おいしさを70%で感じたくないじゃないですか。
鍋冷ますとか邪道なのは分かっているのだけどね。
一緒に鍋を食べることになっても、みなさんは湯気がぼわぼわ出ているうちに食べてください。私は器によそって、ちょっと待っときますが、放っておいてね。鍋がすこし冷めたときに、私のターンが回ってくるので。
「俺のターン!冷めた鍋!」
ペンネの話に戻るんだけど、10月くらい、ペンネにハマって、朝も昼もペンネばかり食べていたんです。
ペンネってすごいのよ。
あたたかくても美味しいし、冷たくても美味しい。
トマト系の味付けにしたときは温かめのが美味しいし、マヨネーズとシーチキンでサラダ風にもできて、それも良い。
そしてなにより簡単に一品になる。
最近食べてないのだけど、ペンネのこと思い出したら、また、食べたくなってきた。
最後に…ペンネって言葉もかわいい。
ペンネって響きがいいなと思う。
それだけ!